森林部会12月例会報告。 雨を心配しながの宮島の歴史と植物観察
観察の模様
令和元年12月22日(日) 場所 宮島
雨を心配しながら宮島の歴史と植物を観察した。
宮島桟橋付近の藤棚に10時集合。
観察会の前に先日の運営委員会議事録を手渡し情報伝達をした。
本日の観察ルートは、要害山~山辺の小径~紅葉谷車道~紅葉谷~多宝塔~大元公園~桟橋帰着。
但し、天候次第でルート変更の約束で出発した。
今回は、Iさんが宮島の歴史を所々でガイドして下さった。
要害山、行者堂、宝寿院、経塚、幸神社等である。
宝寿院にて
宮島には近郊ではお目にかかれない植物があり、これを探すことも楽しみの一つである。
初めの要害山では、アカマツに半寄生するヤドリギの仲間マツグミ、シロダモ似のイヌガシ、ツル植物のサカキカズラなどを観た。
イヌガシは以後あちこちで出会えた。
イヌガシ
山辺の小径に入ると、黄色の果実が目立つツルウメモドキ、名に似合わず濃紫色の果実と紅紫色のガクが美しいクサギ、果実の先端に綿毛を付けたセンニンソウ、シカが食べないマンリョウは鮮やかな紅色の果実を付けて点在していた。
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紅葉谷車道に入ると、ミミズバイが長楕円形の黒い果実を沢山付けてあちこちに点在。
実の形がミミズに似ると言う。
ヒメイタビの名札を見たが常緑の葉体は確認できなかった。
カゴノキ、オガタマノキ、ソヨゴ、ツルグミ、カンコノキ、クロキ、シャシャンボ、ホウロクイチゴ。
シキミは花も果実も見え、ハマクサギは黄葉が残秋の名残りを見せてくれた。
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紅葉谷の入り口付近で昼休憩。
休憩を終えたころから雨がポツポツと落ちてきた。
カヤ、イヌガシ、モミ、クスドイゲ。
タマミズミは地面に落ちた果実で確認、大聖院近くに大木のイヌマキがあり沢山の果実を付けていた。
緑色と赤色の果実が串団子状になっており、赤く色づいた花床は食と言うことなので試食した。
針葉樹らしい渋みが少ししたが美味。だだし種子は有毒である。
大聖院の参拝を終えた頃から雨が本降りになって来たので大元公園は止め。
多宝塔を越えたあたりで車道に下り、経塚を見に行った。
帰りは町家通りに入り、幸神社に寄り、その前にある石段が雁木だったことを知る。
桟橋に帰り本日の観察会は終了。
次回は1/12(日)平和大通り観察会を予定。
ヤマフジの絞め殺し |
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