宇賀峡と小河内川の観察会

宇賀峡源流域での探索2017年3月5日(日)  場所 広島市安佐北区宇賀峡と小河内川

早春の底生動物観察会第二弾

安佐北区に位置する宇賀峡源流と小河内川下流の観察会を行った。源流域の底生動物はカゲロウカワゲラを中心とした生物構成で固体の大きさも大きく、同定に一喜一憂の感がありました。
上田先生の説明は流暢で細部にわたり、細かい観察ポイントについては大変参考となりました。観察会の面々は真剣にメモを取っていたようであった。

宇賀峡について
広島市の最北部に位置する宇賀峡は、源流域特有の巨岩や苔むした岩石がいたるところで谷川の流れを食い止め、淵を形成し、緩流域には落ち葉のたまるエリアができているのである。出現する底生動物種も多く、底生動物の観察には最高のフィールドであることは間違いありません。

小河内川について
小河内川は川の勾配がきつく、従って、流れも速かった。
以前、国際学院大学の佐々木教授と名水探訪で小河内の水を採取したことが思い出されるが、度重なる大雨の影響により採水場が消滅していた。底生動物の生物相はきれいな水域の種が多数出現した。しかし、全体の個体数は宇賀峡と比較してやや少なかったと思います。

小河内川の様子

小河内川での仕分け作業