森林部会1月例会 元宇品自然観察会
平成31年 1月 12日(土) 場所 元宇品
不安定な天候に惑わされた観察会。
前日、天気予報の降水確率が60%ながら曇りの表示が出ていたので例会実施の方向で本日に至った。
ところが早朝、雨は本降り状態となっており、急きょ連絡を頂いた方に電話をして中止を伝えた。
しかし、連絡が無い方がいたためとりあえず集合場所の広島港電停に出向いた。
そこには2名の方が来ておられた。
中止連絡をした方には申し訳ないと思いつつも来ている方に敬意を示す意味で観察会を実施することにした。
幸いに9時を過ぎると雨が止んできた。
電停を出発し暁橋を渡って元宇品に入る(元宇品は島である)。
文化住宅を抜け元宇品小学校へ。
港が見えるところにナノハナが咲いていた。
元宇品小学校のナノハナ
観音寺で3~4個咲き始めた広島椿を観察。
車道に出て墓所近くにあるツチトリモチを観察。
やや勢いがなくなっているが健在。
ツチトリモチ(クロキの根に寄生花序の下にイモが見える)
車道そばにある株立ち大木のアベマキを見て森に入る。
森の中は、昨年の水害でがけ崩れや倒木が数か所みられ、原生林の遷移が予想される状況になっている。
アベマキの落ち葉に埋もれるツチトリモチはまだまだ健在。
原生林の面影を残す森を観ながら灯台、大クスノキへ。
小休憩後海岸に出て観察開始。
海岸は森の中とは異なる環境だ。
トベラ、マサキのはじけ出た赤い実、白花のノジギク。
トベラ(果実がはじけている)
マサキ(果実がはじけている)
ノジギク
ツワブキは大半が綿毛状になっているが黄花を付けで頑張っている個体があった。
崩壊した崖に咲くツワブキ
ナワシログミは子房が膨らみ春待ち顔だ。
海岸は植物の多様性を体感でき興味が尽きない。
出発点の電停に帰り観察会を終了。
その他の記録写真(写真をクリックすると拡大します)
ツルナ(蕾が見える) | ヒメユズリハ(黒色の果実が見える) |
マムシグサ(果実) | ヤブコウジ(果実) |
ハゼノキ(季節外れの紅葉) |