海洋部会例会(今年度1回目の海洋部会独自例会)

元宇品海岸・灯台下の磯

平成31年3月21日(木)   場所  元宇品海岸・灯台下の磯

今年度1回目の海洋部会例会。
今年初めての元宇品での観察会。
午前中の雨はやみ、やや肌寒さを感じられたが、家族づれもみられ、楽しい観察会でした。

本日の狙い

元宇品磯の環境、生物を調査観察し、学びかつ楽しみながら、定点観察の記録を取り、記録として残すことを継続して行い、環境保全に寄与する。

進行状況

12:50     ホテル横桟橋で透明度調査

13:00     元宇品・灯台下海岸に集合・オリエンテーション
13:10     観察開始
             環境要因調査の記録
             全員で灯台下の海岸磯を東側から西側へ移動しながら観察
14:40     同定・記録・まとめ
15:00     今後の活動案内・解散

準備物

透明度調査盤、温度計、パックテスト(COD、pH)

記録

生物調査記録用紙(磯編)
(PDF)

総括

午前中の雨もやみ、帰る頃は日がさす天候でした。

潮が引ききらない岩場が出現した時点にて東側岩場より観察を開始した。

東側岩場より観察

石積護岸の隙間において数は少ないがカメノテが確認でき、ヒザラガイイボニシの貝類については例年通りの数だと思われる。

カメノテカメノテ

ムラサキインコ似の小粒なムラサキイガイが見られた。

ムラサキイガイムラサキイガイ

西側岩場においてはマツバガイクロクチが同じ場所で確認できたがムラサキイガイが見つけられなかった。
ここ2~3年、ムラサキイガイが見つることが困難になっており、今回はオオヘビガイが見られなかった。
海藻について、18種類ほど確認でき、潮が十分引いた時点において、指標生物のウミトラノオヒジキが見つけられ、ひと安心であった。

ウミトラノオウミトラノオ

宇品桟橋での透明度は3.2m(前回4.5m)であり、例年通りであった。